膝の痛みでお悩みの方へ

私の崇拝する祖母は、左膝を痛めたことがあります。

歩行や階段昇降や動作開始時や立ち上がる時に痛みがあり、正座も出来ない状態でした。

痛みで家からも出ず塞がりがちになり、このままじゃ認知症になるんじゃないかと母も心配してました。私も祖母と旅行やカラオケにも行きたいし祖母の料理も食べたいし元気でおってもらわないと困ります。まだ、奥飛騨慕情も伝授してもらえてない!

これは、いかん!と治療を始めました。

身体の反応は下腹部(右側)とお尻の骨(仙骨)からでてました。どうやら、祖母が40代に患った子宮頸がんの手術跡が捻じれていたのです。

手術跡の捻じれによって上半身は右に倒れ、上半身を支える為に左足に体重をかけていたようです。いよいよ身体が支え切れなくなり、身体の助けてシグナルが左膝の痛みとして現れたのです。

早期に治療ができたので筋肉の炎症だけですみ、膝の関節に変形もなく、祖母も運動を頑張っていた甲斐もあり1週間ほどで痛みもなく少しO脚気味だった膝も整いました。

本当に良かったです。今でも月1回、メンテナンスの為に治療に来ています。


膝が痛くなりやすい生活環境(要因)

・階段の上り下りが多い

・筋肉が衰えている

・体重が増えた

・立位や歩行時のつま先と膝の向きがバラバラ

・過去に大きな手術の経験がある(胃や腸の切除手術、盲腸の手術など)

などで当院に来院しているかたが多いです。


膝と特に関係する筋肉

腹部(腹横筋・腹斜筋・腸腰筋など)太もも前(大腿四頭筋)、太もも後ろ(ハムストリングス)

大・中・小殿筋、大腿筋膜張筋、内転筋など


膝が痛くなるメカニズム

上記の生活環境下で継続的に筋肉や靭帯に負荷をかけ続ける事により筋肉内部・靭帯に微小損傷が発生します。微小損傷が筋肉に痙攣を発生させ、筋肉が縮んだり、硬くなったりします。すると、傷んだ筋肉の血行不良が起こり酸欠疲労物質(発痛物質)が蓄積し違和感や痛みが発生します。

本来はこの微小損傷は数日で自己治癒するのですが、身体に自己治癒を妨げる要素があったり、食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足などにより治りきらなくなって慢性化しているかたが多いです。


膝の痛みがひどくなると(慢性化すると)

・変形性膝関節症

・滑液包炎

 ベーカー膿腫(膝裏に水が溜まる)

 膝蓋前滑液包炎

 鵞足滑液包炎(膝の内側)

・鵞足炎(内側の筋や靭帯の炎症)

など

こうなる前の早めの治療が大切です。


メンテナンスの重要性

なぜか?

長期間、痛みが続くと痛みを感じやすくなってしまう体質になってしまいます。(中枢系感作、ワインドアップ現象、痛みの可塑性など)

さらに同じ箇所に負担がかかり続けると筋肉や靭帯の炎症がひどくなり関節の変形や膝に水が溜まる可能性あり症状を改善するのに時間がかかってしまいます。

お身体の定期的なメンテナンスが必要なのも、このためです。

 


膝の痛みへのセルフケア

まず膝周りの熱感を左右で比べましょう。

痛みがあるほうが熱く感じれば心地良い程度にアイシングをして下さい。保冷剤をタオルで包むと凍傷にならないので安心です。

 

次に足の特に太もも前後や内もものストレッチを行いましょう。

あまり強くし過ぎず、しっかり呼吸しリラックスしながら行うのがコツです。

お風呂上りは血行もよくなり身体が柔らかくなっているのでおススメです。

 

最後に運動です。

痛いから全く動かさないのではなく、できる範囲で動かしてあげたほうがよくなります。

最初は軽くでいいので柱のような物を掴みながら膝の屈伸運動(つま先と膝の向きは同じ方向に向けましょう)をしたり、お風呂の中で正座の練習するといいですよ。

体幹トレーニングもいいですね。

お腹の内側を腹式呼吸で鍛え、外側を上半身を起こす(肩甲骨が床から離れるぐらい)腹筋で鍛えましょう。

 

なぜ?お腹の筋肉を鍛えないといけないのか?

胸や骨盤辺りは骨での安定性が高いのですが、お腹は背骨しか骨がありません。

ゆえにお腹は筋肉によって、かなり支えられているのです。

その筋肉が弱くなると体幹がグラグラになり膝や股関節や足首に過度に負担がかかってしまい痛くなってしまうからです。

 

セルフケアもお身体が整った状態で行うほうが間違いなく良いですし、セルフケアでは届かない問題もあるので身体の声に耳を傾け本当に身体が治してほしい箇所を整える根本治療を受けて頂ければ安心です(^^)/


当院の治療の流れ

①問診

予診票で書いて頂いたことや肩こりの原因となる生活環境などを聞かせていただきます。

 

②診察

問診でお聞きした情報を下にお身体を診させていただきます。

その後、お身体の状態を説明します。

 

③治療の方法

・無痛整体

・骨格骨盤矯正

・鍼やお灸

・体幹トレーニング

を組み合わせて

皆さんそれぞれのお身体にあった最善の治療法を説明させて頂き、ご納得いただいた上で治療を始めます。

 

④治療後

何が原因でお身体がどうなっていたのか?

どこどのように治療したのか?

どう変わったのか?

これからどんな変化が現れるのか?

治療前と治療後のお身体の説明をさせていただきます。

最後に、症状を早期に改善するため・健康なお身体を保つための治療計画やアフターケア(セルフケア)の説明させていただきます。

 

身体の不調に振り回されることなく、思いのままに仕事や家族の時間を大切に過ごせる皆さんになっていただけるように治療して参ります。

 

お気軽にご相談くださいませ。