五十肩でお悩みのかたへ

以前、私の叔父さんから電話があり「貴、右腕が痛くて上がらへん!」と連絡がありました。叔父さんは塗装業をしてました。

お仕事で右腕を上下左右に動かすことが多くジワジワと腕を支える筋肉や靭帯に疲労が蓄積していたのです。まず、応急処置として鍼・お灸・マッサージ(慰安ではない)で疲労が蓄積して血行不良を起こした筋肉に血液が流れるようにしました。

ある程度、痛みを抑えることはできましたが肩より腕が上がりません。

最後に整体で左足付け根の手術跡を治療し腕が肩より上がりだしたので一日目の治療を終えました。

痛みがひどい時は、週に1回ペースで治療し良くなるにつれて2週間、3週間、4週間に1回と治療期間をあけていきます。

 

叔父さんの場合、肩が痛みだして日が浅かったので2週続けて週1回治療し叔父さんも私が教えたセルフケアを真面目に頑張ったので2回の治療で改善しました。

今でも、身体の不調で仕事のパフォーマンスを落としたくないので4週間に一回メンテナンス治療に来院しています。


五十肩が起こりやすい生活環境

・手先を使う細かい作業(裁縫とか)

・脇を開けて腕を長時間使う仕事(美容師、塗装業など)

・重たいものを反復的に持つ

・腕を挙げての長時間作業

・不良姿勢(背中が丸まっている方、肩甲骨が背骨から離れているなど)

・赤ちゃんの抱っこやおんぶ

・過去に腹部(鼠径ヘルニア、盲腸)背部(肺や肋骨)の手術を経験したかた

などで当院に五十肩で来院されています。


五十肩と特に関係する筋肉

回旋腱板(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)

肩甲骨に付着する筋肉(大小菱形筋、肩甲挙筋、小胸筋など)

腕に付着する筋肉(広背筋、三角筋、上腕二頭筋、上腕筋、上腕三頭筋など)


五十肩のメカニズム

上記の生活環境下で継続的に筋肉や靭帯に負荷をかけ続ける事により筋肉内部・靭帯に微小損傷が発生します。微小損傷が筋肉に痙攣を発生させ、筋肉が縮んだり、硬くなったりします。すると、傷んだ筋肉の血行不良が起こり酸欠疲労物質(発痛物質)が蓄積し違和感や痛みが発生します。

本来はこの微小損傷は数日で自己治癒するのですが、身体に自己治癒を妨げる要素があったり、食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足などにより治りきらなくなって慢性化しているかたが多いです。


筋肉の損傷が長期間続くと

肩関節周囲炎となり

・五十肩

・烏口突起炎

・上腕二頭筋長頭腱炎

・腱板炎

・肩峰下滑液包炎

・石灰沈着性腱板炎

などによって

腕が上がらない・帯を結ぶ動作(背中に腕を回す)・髪を結ぶ(シャンプーする)動作が痛みで出来なくなります。

こうなる前の早めの治療が大切です。


メンテナンスの重要性

なぜか?

長期間、痛みが続くと痛みを感じやすくなってしまう体質になってしまいます。(中枢系感作、ワインドアップ現象、痛みの可塑性など)

長期間、筋肉が縮んだり、硬くなると正常に骨(肩甲骨・鎖骨・胸骨)を動かすことが出来なくなり、結果的に関節内外部の靭帯や軟骨(クッションのようなもの)などを痛めることになります。

そうなると関節が変形してしまい、症状を改善するのに時間がかかるし疲労が溜まりやすくなります。

お身体の定期的なメンテナンスが必要なのも、このためです。


当院の治療の流れ

①問診

予診票で書いて頂いたことや肩こりの原因となる生活環境などを聞かせていただきます。

 

 

 

②診察

問診でお聞きした情報を下にお身体を診させていただきます。

その後、お身体の状態を説明します。

 

 

③治療の方法

・無痛整体

・骨格骨盤矯正

・鍼やお灸

・体幹トレーニング

を組み合わせて

皆さんそれぞれのお身体にあった最善の治療法を説明させて頂き、ご納得いただいた上で治療を始めます。

 

 

④治療後

何が原因でお身体がどうなっていたのか?

どこどのように治療したのか?

どう変わったのか?

これからどんな変化が現れるのか?

治療前と治療後のお身体の説明をさせていただきます。

最後に、症状を早期に改善するため・健康なお身体を保つための治療計画やアフターケア(セルフケア)の説明させていただきます。

 

身体の不調に振り回されることなく、思いのままに仕事や家族の時間を大切に過ごせる皆さんになっていただけるように治療して参ります。

 

 

お気軽にご相談くださいませ。